John MacBook の感想文集

人生の感想文

僕はクリエイティブにはなれなかった

グループディスカッションが苦手だ

説明しよう

僕は20歳の童貞大学生で絶賛就活真っ最中だ

 

童貞だって就職するのである

 

そんな僕はグループディスカッションが苦手だ

グループディスカッションとは、採用担当から無理難題を押し付けられ制限時間内に答えを求めるという糞みたい文化である

 

ちなみに、これは答えがどうとかではなく、関わろうとする協調性や積極性が求められるというのは有名な話である

 

僕はこれがすこぶる苦手だ

 

以前はグループの司会進行を務めたりもしたが、大体気の強そうなブスに横取りされる

くそめ。ばーか。

 

とにかくこのグループディスカッションで落ちることが多い

つまり、グループにおいて必要がないと思われることが多々あるのだ

 

そんな

グループディスカッションが始まった

 

僕は司会進行も書記もタイムキーパー(時間見る人)もやりたくなかったので、意見を出す側にいた

 

積極的に関わるなんてめんどくさい

行きたくない会社だからいいやと斜に構えていた

 

僕はそういうところがある

 

すぐ冷めた態度で物事を見る癖がある

すごく自分の悪いところだが、そんな自分が好きだ

 

カスだ

 

また、すごく自信過剰な点がある

これはみんなそうだと勝手に思っているが、自分は特別なんじゃないかと思わない?

中学二年生感あるというのは自分自身納得している

しかし、僕は今までそれを信じてきた

 

「自分は誰とも違う」

「実際俺が一番頭が良い」

「俺はクリエイティブだ」

 

特に3番目は特に思っていた

幼少期から学校ではみんなを笑わせる、うるさい子どもだった

所謂三枚目と言ったところだろう

 

よく変わっているねと言われてきた

それは面白いから派生したもので、僕は自分が他者とは違う発想が出来て、面白い人間だと思っていた

人と違うことが出来る

自分はクリエイティブな人間だと信じてきた

 

実際はそんなことない

 

そんなことは薄々気づいていた

ただ面白いことが言えるだけの人間だ

別にクリエイティブじゃない

 

ただ、僕は自分がクリエイティブな人間だと信じていたかった

クリエイティブな人間は格好良いからだ

すごく憧れていた

新しいものを考えることが出来る天才に、人と違うことが出来る人間に

そんな人間になりたかったのだ

 

 

しかし、今日、自分はクリエイティブな人間ではないと目の当たりにした。

 

グループディスカッションが開始し、僕を除く5人の男女がたくさんの意見を出す

 

すごく独創的で面白い

 

正直羨ましかった

 

僕が頭で考えを整理している間も、途切れることなく意見が出る

 

はたして、それが良い評価を得られるのかは知らない

 

ただ、純粋に羨ましかった

 

僕の憧れたクリエイティブな人間が目の前にはたくさんいた

 

僕は相槌を打つだけで、良い意見も言えない

話の腰を折るように

「それでは良くないんじゃない?」

という以下にも消極的な意見しか出なかった

 

 

僕はクリエイティブじゃなかった

ただ、変わってる奴だった

 

自分をクリエイティブな人間だと信じ込んでる、痛い変わった奴だったのだ

 

僕はクリエイティブにはなれなかった